KP-41病(Kernel-Power 41からの脱出)

   ※2021年5月Golden Weekあけより(5/10~)

●数週間悩まされた中での一筋の光??

 ■てっとり早くマザ-ボ-ド交換も考えたが、CPU・Memoryも新調

  となり、資金的に困難な為、マザ-ボ-ド交換だけは避けたい意向

 ■マザ-ボ-ド使用年数2年からまだ交換時期に達していない。

  KP-41以外の不具合は生じていない。

  マザ-ボ-ド新調=新規PC導入と資金的には同様


            ▼2021年5月20日時点 発生回数1回/日あり、朝の段階での発生が多い。その後は負荷テスト実施しても起きないのは何故?

    ●2021年5月10日  発生:8 ●クリ-ンインスト-ル SSDへの転換

    ●2021年5月11日  発生:8 ●Memory交換

    ●2021年5月12日  発生:6 ●グラフィックボ-ド交換・電源系の設定変更

    ●2021年5月13日  発生:4 ●電源交換・CPUグリス交換

    ●2021年5月14日  発生:0

    ●2021年5月17日  発生:0

    ●2021年5月18日  発生:1 朝am6:59

    ●2021年5月19日  発生:0

    ●2021年5月20日  発生:1 朝am6:20   土日の間、電源ケ-ブルを抜き、PC内完全放電実施

       ●2021年5月19日  発生:0

    ●2021年5月21日  発生:0

    ●2021年5月24日  発生:0

    ●2021年5月25日  発生:0

    ●2021年5月26日  発生:0

    ●2021年5月27日  発生:0

       ●2021年5月28日  発生:0 

       ●2021年5月31日  発生:0

    ●2021年6月01日  発生:0

    ●2021年6月02日  発生:0

          ●2021年6月03日  発生:0

       ●2021年6月04日  発生:0

                ●2021年6月07日  発生:0

    対策終了と判断

●一筋の光が見えた感があるが、

  まだ油断禁物

●これといったはっきりした

  原因は解っていないのが現状

●あと1週間様子を見たい。


●9日間、発生0ですが、ようやく

 解決した感がありますが、正直

 何が要因であったかは不明です

 が、100項目近い対策は致した

 限りです。長い道のりでした。

●13日間発生:0です。

 ようやく解決した感が

 あります。

■下記、参考にしてみて

          ください。




『KP-41病』メモリ-や電源関係・USB機器・ドライブ・OSによって引き起こされるとされる強制終了重大エラ-。

その原因の複雑さからシステムエンジニアを悩ませ、単純な解決策ではなかなか解決が難しい事が多々考えられる。

システムエンジニアが解決策の対策項目が多い事から発生に対してぞっとするエラ-で数日間格闘した記録を記して

おこうと考え、纏めてみました。



●KP-41

■KP-41エラ-発生時のイベントビュ-アの確認方法

●現状把握

 突然の再起動が発生した際は、まずはイベントビュ-アを確認して何故に再起動したかを確認する。

1.スタ-トボタンを右クリック→イベントビュ-ア

2.コントロ-ルパネル→管理ツ-ル→イベントビュ-ア

イベントビュ-アを開くといくつかのタブが表示されます。

その中のWindowsログ→システムを選択し、エラ-の内容と

日付と時刻順に並び替え確認する。

左のようにシステム重大 ソ-スKernel イベント41と痕跡が

あれば、KP-41による強制終了と診断できます。

又、詳細のBugcheckCodeの値が0の場合は、残念ながらWindows自身では何が原因で強制終了を引き起こしたかが手がかりなしという結果になります。

つまりハ-ド面、ドライバ-、電力不足、発熱などの問題でKP-41エラ-が発生した場合、BugcheckCodeには0『原因不明』という結果をもたらします。

この結果になった場合、ハ-ド面やソフト面で確認する項目は、

原因がはっきりしていない為、約100項目の対策と確認が求められます。経験上、一発で原因が当たれば、即解決という事にもなるかもしれませんが、複合的な要因で発生した場合は、一つ一つの確認が必要となり、時間を要するのは言うまでもない。又、発生頻度も少なければ少ないほど、対策と確認に時間を必要となる。

その為、システムエンジニアからも嫌われる人間でいれば、合併症や原因不明の見えない敵ウィルスと戦うようなものといえる。

今回、2021年コロナ禍でのゴ-ルデンウィ-クあけ朝一電源投入にて4回発生。様子を見る形で翌日午前中でも4回発生と重い腰を上げる事としました。

●OSをクリ-ンインスト-ルする。

休み前との変化点は特にないことから、Windowsアップデ-トを疑る事とした。OSがアップデ-トされるとBIOSとの関係上、噛み合いが悪くなり、エラ-が発生するという経験を生かし、BIOSの確認をSpeccyにて確認したところ、MSIA68HM-E33 V2の最新BIOSは7721v85で現在のBIOSは最新であるということが解り、BIOSはそのままとした。

又、ストレ-ジはハ-ドディスク2基搭載でしたが、時代の背景からSSD/M.2NVMeを考えたが、SSD(Crucial製480GB)を搭載する事としました。MakerとしてはSSDに関して、個人的にも使い慣れたメ-カ-で信頼も厚いことから選定した。

OSは、マザ-ボ-ド年式(2年前)も考慮し、1909/2004も考えたが、昨今数十台組み立てする中で特に問題の出ていない最新の20H2をインスト-ルする事としました。実験的に1909をインスト-ルし、数種類のアプリをインスト-ルしたところ、早い段階で1度KP--41が発生した事から、迷わず20H2最新OS64bitをインスト-ルしました。

ドライバ-関係は、Windows10_64bit用として4種類用意されていたが、Windows10_Driverでも特に異常は見られなかったが、MSIのDriverを使う事とした。

▼結果:OCCTVer.8.1.3負荷テスト(1H)を行っている最中に再起動が起こり、確認したところ、KP-41であった。

OSクリ-ンインスト-ルでは、KP-41完全対策にはならない事からGraphicカ-ド交換

元々は、RadionAMDのGraphicカ-ドを使っていたが、オンボ-ドでもNG/RadionVideoカ-ドでもNGだった事からGeforce

(NVIDIA)に変更し、GeforceExperience最新版をDLし、最新Driverをインスト-ルしました。

Official Display Driver Uninstaller DDU Download

Display Driver Uninstaller (DDU)の使用方法

Windows10_64bit用のDriver残骸が残らないように上記ソフトを利用してドライバ-をクリ-ニング後、インスト-ルしました。

▼結果:OCCTVer.8.1.3負荷テスト(1H)を行った際は、発生しなかったが別の作業中にKP-41発生し、対策NGと判断しました。

●Memory DDR3 1600 4GB+2GB=6GBを使用していたが、8GB1枚新品と交換

過去の経験上、KP-41発生要因として約50パ-セントの発生要因だった事もあり、交換して様子を見た。

①Memtest86+にてMemory自信にエラ-が無いか確認(Windows10のWindows管理ツ-ルの中にメモリ-診断があるが、これでまずは

 確認してみたが、特にエラ-は見受けられなかった。更に安全を期し、Memtest86+(CDR_Boot)にて確認しました。

3枚共、Memtest86+の結果は、エラ-項目もなく、問題ない結果であった為、KP-41発生の有無が無いか確認しました。

方法としては、OCCTVer.8.1.3負荷テストと共に、画像ソフト他を併用して負荷を極力かけた状態にてテストしたが、KP-41発生には、

至りませんでしたが、テストを終了し、無負荷状態のまま、放置したところ、2H後に再起動の形跡が見られたのでイベントビュ-アを

確認したところ、KP-41による再起動した事が解り、Memory交換による結果を期待していたところでしたが、残念な結果でした。

▼結果:OCCTVer.8.1.3負荷テスト(1H)を行った際は、発生しなかったが無負荷状態にてKP-41発生し、Memory交換では、好結果は

    得られませんでした。

Windows10電源オプション設定の変更を行いました。+BIOS省電力機能

①BIOS上の省電力設定を無効にする。(設定できない項目はしなくてもかまわない。)

  ・Cステ-ト C6/C7ステ-トをDisableにする。C3ステ-トも出来ればDisableにする。

  ・Turbo Boost:無効にする。対応するCPUを自動的にオ-バ-クロックしてくれる機能

  ・CPU EIST Function 無効にする。C1Eより更に細かく負荷に応じてクロックを切り替える機能

  ・Step Speed 無効にする。

②コントロ-ルパネル:Windows10電源の管理

  ・バランスや省電力の場合は、『パフォ-マンス』に変更する。

  ・USB設定-USBのセレクティブサスペンドの設定を無効にする。

  ・PCI Expressリンク状態の電源管理を無効にする。

  ・ハ-ドディスク-次の時間が経過後HDDの電源を切る:なしにする。

  ・プロセッサの電源管理:100パ-セントにしてみる。

  ・ハイブリッドスリ-プを許可する:無効にする。

  ・次の時間が経過後、スリ-プ状態/休止状態にする。無効にする。

  ・デバイスマネ-ジャ-上の設定 無効設定するデバイスはマウス・キ-ボ-ド・USB Root Hub・Generic USB Hub・Network

③USB機器関連

  ・スリ-プ復帰に失敗する場合は、下記を確認する。

   ・PC電源を落とし、コンセントを抜き、PCを完全放電する。(オ-ルクリア)その際、外部機器はすべて外す。

   ・CR2032ボタン電池を新品に交換してみる。

   ・マウス・キ-ボ-ドは極力PS/2を使用する。

   ・USB3.0系統にUSB2.0機器を接続しない。

   ・ひとつのUSBにUSBハブや複数のUSB機器を接続しない。

④電源、コンセント周り

  ・タコ足配線・延長コ-ドをやめて、単独でPC電源をとってみる。

  ・TESTERにて100Vの供給電源(供給電圧)を確認してみる。(95V以下になっていないか。)

  ・コンセント周りにてノイズ発生の根源となる機器の接続が無いか確認する。

▼結果:OCCTVer.8.1.3負荷テスト(1H)を行った際は、発生しなかったが無負荷状態にてKP-41発生し、上記設定では解決に

    至りませんでした。

電源Antec製(2年経過)を新品の電源:玄人志向400Wに交換してみる。

CPUグリスを確認してみる。

 ・CPUファンを外し、ヒ-トシンク及びCPU表面を確認するとグリスが完全に固形化して乾いた状態になっていた。

  又、接触面を見ると、マダラ状になっており、熱伝導がうまく伝わっていない印象を持つ。(前回は2年前)

 ・ナノダイヤモンドグリスタイプのCPUグリスを塗ってみた。



今回は、長期維持を考慮して市場で一番人気のダイヤモンドグリスを選択


 ・CPU温度のみを見る限り、交換前は、32℃くらいでしたが、25℃となり、約7度の温度改善が見受けられた。

▼結果:上記、電源交換とCPUグリスを交換したところ、1日目は、0 2日目、1回 3日目、0回と発生頻度は減少したが、完全解決に

    至らなかった。

PC_BOX内部ファンの交換 ❶後方排気ファン(排出側) ❷側面吸気ファン (CPUファンに向けたIN側のファン)

 ・双方、2年以上経過しており、異音等は無いが、経過年数が経っていることから新品交換

 ・ファン電源はマザ-ボ-ドより排気ファンはとっていたが、電源からの配線に変更した。側面ファンも同様に電源より配線

DVDドライブ2基搭載していたが、新品のDVDマルチライブに変更 SATAケ-ブルも新品交換

▼結果:上記、PCファン交換とDVD2基交換したところ、2日間KP-41の発生は出ていないが、しばらく様子を見る。

■まだ完全解決には至っていない感はあるが、対応策と可能性という観点から纏めてみました。

  1.Windows10要因           10パ-セント

  2.Windows10設定要因           5パ-セント

  3.HDDとSSDの交換             5パ-セント

  4.Memory要因                 30パ-セント

  5.Videoカ-ド要因             20パ-セント

  6.CPUグリス(冷却性)         45パ-セント

  7.マザ-ボ-ド要因           20パ-セント※交換する場合、CPU・Memoryも交換必要

  8.USB増設機器 HDD/Speaker交換    40パ-セント

  9.SATA機器 DVD/SSD          20パ-セント

   10.電源要因               45パ-セント

   11.USB Scanner             5パ-セント

   12.PC_BOX Start/ResetSW         5パ-セント※振動等にて端子が短絡してしまう症状

   13.各種ドライバ-(Graphic/Audio)     10パ-セント

   14.カ-ドリ-ダ-他COM端子       20パ-セント

   15.内部清掃(埃・端子劣化)        25パ-セント

   16.アプリ(CAD等負荷大きい)       30パ-セント 



KP-41病克服への近道

 ①発生原因の解析と現状把握:発生してしまった以上、とにかくイベントビュ-アにて発生した事実と発生種類・回数を把握する。

 ②DistributedCOM、Service Control Manager、volmgr、Application Popup:56などの複合エラーを解析する。

 ③BIOSが最新状態のVersionか確認し、古いVersionで新しいVersionが用意されていればUPDATEする。今回は最新であった。

 ④デバイスマネ-ジャ-を確認し、異常なドライバ-になっていないか。又、CHIPSETやGraphic/AudioDriverはMaker推奨Driverへ移行

 ⑤FastBootを切ったり、電源オプション設定を見直し、高パフォ-マンス設定にする。

 ⑥デバック情報を無しにする。

 ➆Kernel-Powerは、電源系のエラ-要因が多い事からパ-ツの接触不良やPC内部の汚れ等を確認し、接点関係は接点回復剤等で磨く。

 ⑧機器の見直し Graphic Card/Memory/Drive/電源等/Strageの要因も考えられるので予備があれば交換して確認する。

                        ※今回はほとんど新品交換  ※マザ-ボ-ド/CPU以外はほとんど予備と入れ変えたり、新品交換する結果となった。

 ⑨OCCT・Memtest・Spaccy等のアプリを使い、各種部品の温度や負荷を掛けた際のエラ-・memory異常の有無を確認する。

        ※怪しい機器やUSB関係等は躊躇無く交換することが早期解決への道 ケチって?いては解決に至らない。

 ■Kernel-Power41にて異常再起動が発生した際は、参考にしていただければ、さいわいです。


更に実施した内容

 ①システムの詳細設定で自動的に再起動するを無効にする。  

ハードウェアに問題がないと確信している場合にのみ、この方法はカーネルパワー41エラーの修正に役立ちます。エラーによって引き起こされた「自動的に再起動する」機能を無効にして、同じエラーによるランダムなシャットダウンを修正することができます。詳細なシステムで自動的に再起動するを無効にすることで、少なくともランダムな再起動を回避できます。次に、これを行うためのクイックガイドを示します:

ステップ1:検索バーに「詳細設定」と入力し、「システムの詳細設定の表示」をクリックします。

ステップ2:「システムのプロパティ」ウィンドウで、「詳細設定」タブに移動します。

ステップ3:「起動と回復」セクションの「設定」をクリックします。

ステップ4:「自動的に再起動する」の横にあるボックスのチェックを外し、「OK 」をクリックして変更を確認します。

②デバイスマネ-ジャ-のSound Driverの不要なものを無効にする。

  ・下記NVIDIA High Definition Audioを無効にした。

  ・下記NVIDIA Virtual Audio Device(Wave Extensible)(WDM)を無効にした。

  ※USB接続スピ-カ-ですのでRealtek High Definition Audioのみで音は出ます。

③スタ-トボタンを右クリック→『コンピュ-タの管理をクリック』

 ・「サ-ビスとアプリケ-ション」を開き、「サ-ビス」をクリック「SysMain」を右クリックします。

 ・「プロパティ」をクリックします。

 ・「スタ-トアップの種類」を無効に選択し、OK又は、適用をクリックします。


Crucial Storage Executive SSDソフトウェアツ-ルの導入 

USB3.0ラインに接続していたカ-ドリ-ダ-BSCR700U3BKを外す。