●溶剤塗装は色々な種類がある中でも一番オ-ソドックス的な塗装方法です。溶材塗装には長い歴史があり、非常に
広範囲な被塗装物に対応できるという特長があります。色彩もメ-カ-もたくさんあることから豊富にあり、素材
によって自然乾燥、焼付塗装の選択や粉体塗装などの他の塗装方法を組み合わせる事で多種多様な展開が可能とな
ります。比較的、短納期で費用の面でも低コスト化が期待できます。
●次工程へ不良を渡さない。
●不良発生は自工程にて完結
●作業前は念入りな検査を実施
●不良を見つける技量を養う
●製品一つ一つを丁寧に進める
●前工程との連携を深める
●報連相の徹底
●技量向上・スキルアップ
●粉体塗装は有機溶剤を全く使用しない塗装方法になります。膜厚が溶材塗装と比較しても厚く、頑丈で耐久性が
高いのが特長です。その特長を生かして、多くの幅広い分野で活用されています。
1⃣自動車関連 2⃣白物家電 3⃣建築機材 4⃣重機関連 5⃣農業機械 6⃣家具
又、現在アジア太平洋地域や中東・アフリカの発展途上国の産業成長を後押しするなど、注目されています。
粉体塗装は溶材塗装と比較するとまだ歴史的にも浅い為、色変更の手間から多品種小ロット製品には向かないと
いう短所がありましたが、ここ最近では多品種小ロット製品にも対応すべく、素早い対応が可能となり、進化を
続けています。
粉体塗装は多大な設備投資が必要で専用の設備になる為、十分な装備を備えていないと品質の安定が難しいが
塗装の特長として品質にムラが生じづらいメリットがあります。
大型乾燥炉を導入しており、サイズの大きな製品にも十分対応できる設備となっております。
粉体塗装に関するご質問やご不明点はぜひご相談いただければさいわいです。
■大気汚染物質VOC不使用
■防錆性の向上が可能
■耐品種・小ロット生産対応
■塗装膜耐久性の向上が可能
electrostatic powder coating
●特徴
●合成樹脂粉体塗料を静電気の力によって被塗装物の表面に付着させ、加熱し焼付硬化させて被塗装物に塗膜を
形成させる塗装方法です。
一般的に粉体を帯電させるには、高圧電極や塗料との摩擦装置が付いた特殊なエア-スプレ-装置を使用しま
す。
●静電気によって塗料が引き寄せられる為、被塗装物に効率良く付着させることが可能となります。又、塗料が
電気力線に沿って移動する為、スプレ-の正面だけではなく回り込んだ部分や圧縮空気の逃げ場が無い隅まで
も塗装を行うことが出来る特徴を持っています。
短所としては電場の集中する凸部への塗料が集中しやすい事や想定外に離れたところまで塗膜が付着する場合
があることなどがあります。又、高電圧を利用する為、感電事故や火災などの危険性がある為、十分な注意を
払う必要があります。
●製品を電着塗料中に浸漬(Dipping)し、製品を(-)極に、塗料を(+)極にして電着させる塗装法です。
この方法は膜厚が均一に塗装する事が出来、焼付後に於いて大変高い防錆力を持つ電着被膜を形成する事が出来ま
す。
防錆性や防食性に優れ、塗料のロスを極力少なくする事が大きな利点です。又、衛生面でも公害対策面での利点が
大きい事から色々な分野に使われている塗装方法です。
1⃣自動車用部品 2⃣家電製品 3⃣建築資材 4⃣住宅用サッシ等々
大型部品にも対応可能で他機種小ロットにも対応出来、同一種の大量生産にも対応可能な塗装です。
複雑な形状や少量から大ロット、自動車ボディ-や部品、電気機器等、様々なものに適しています。
●カチオン電着塗装とは、電着塗料の中に被塗装物を浸漬させる事で直流電圧が掛かり、塗膜成分が整流器により荷
電し、被塗装物の表面に塗膜を電着させる手法です。被塗装物を+極にする場合を『アニオン電着』と呼びます。
被塗装物を-極にする場合を『カチオン電着』と呼びます。この電着塗装方法は、複雑な形状をした製品であって
も均一で比較的膜厚の厚い塗膜が形成されます。
●特殊塗装に関しては、粉体及び溶材塗料を活用して、様々な模様や決められたデザインに基づき、塗装します。
特に素材を選ぶ事もなく、A5052(アルミニウム材)や鉄鋼材の焼付塗装が可能です。テクスチャ-に関しても
レザ-ト-ンやハンマ-ネット・メタリックなどの多数の塗装方法が可能です。
プラスティック製品や木材にも塗装可能となっております。
特殊塗装は、素材や塗料に対する理解や経験が重要で長年の実績と技術力が必要になります。
◆美観維持・耐久性向上
◆防火性向上
◆防菌・防虫効果の向上
◆剛性・強度向上
●木材への塗装は見た目が重要でかつ美しく保つ事が求められます。雨や太陽光・紫外線・熱・大気中の物質から
保護して老朽・腐食を防ぎ、耐久性の向上が求められます。
塗装しない木材の場合、耐用年数は2~4年程度ですが、塗装を施す事により、さらなる耐用年数の延命化が見込
めます。
木材塗料は様々な種類があり、材質や種類によってもその特性を知ることが重要です。外観での美化は元より、
耐久性の向上だけでなく、電気絶縁性・防火・防菌・防熱・防虫などその木材の特性にあった塗料の選定が必要
で経験を活かし、ご相談に応じるべき、技術の向上に努めています。