■分析機器一覧①


     分光光度計

光が物質中を透過する割合を広い範囲の波長域で行うことで、ある物質が吸収する光の波長を調べることができます。このような吸収波長は物質に特有の値であることが多いため、物質中の電子の遷移エネルギーや分子の振動(回転)エネルギーを求めたり、イオン種や含有物の特定、定量ができます。また、反射測定を行うことで、反射率や屈折率、表面の吸着分子種なども調べることができます。粉末試料では、KBr粉末などに薄めたもので、拡散反射率測定も行えます。



     原子吸光光度計

日立製A-2000
日立製A-2000

原子吸光分析法の基礎は、熱エネルギーを加えることにより原子化された原子は光を吸収することに基づく。吸収される光の波長は元素に固有であり、光源 (ホローカソードランプ) から励起された光をあてると、特定の元素のみが特定の波長の光を吸収する。また、吸収される光の量は原子化された原子の濃度に比例する。実測される量は、吸収される光の量 (吸光度) で、入射光 (I0) と透過光 (It) の比の対数をとりマイナスをつけたものである。これが濃度に比例する。この性質を利用し、濃度既知の標準液の吸光度を測定し、作成した検量線を用いて未知試料の濃度を求める。






     ソルダ-チェッカ-

微小電子部品とはんだのぬれ性をはんだ小球平衡法で0402チップ部品も測定可能なソルダーチェッカを用いて、チップ部品の電極メッキのはんだぬれ性の評価を行う機器です。主に半導体リ-ド部やコネクタ-部品に使用します。



    マイクロスコ-プ

        ORIGINAL/PC自作マシン


ズ-ムレンズにより、約40倍まで拡大することが出来ます。照明も落斜及び下方向からの照明により、

微小な部品のめっき面を拡大し、デジタル上にてサ-バ-接続している為、保管も用意で記録として

残ります。先端にエア-ブロ-機構も有しています。


●写真をクリックするとZoomします。→

  ▲不良サンプル写真-1

      小傷・シミ・異物付着


         ▲不良サンプル写真-2

     下地露出・シミ・異物付着


         ▲不良サンプル写真-3

      小傷・シミ


紙幣・硬貨Zoom→


※ラボ実験室

新規めっき条件や量産ベ-スになる前の製品を実験的に行う場所で量産めっきされた製品はほとんどここから始まるケ-スが多い。



                   金属顕微鏡・実体顕微鏡各種


金属顕微鏡は、MAX800倍まで拡大する事が出来ます。照明は落斜照明以外にフレキシブル照明が付加しています。実体顕微鏡は各種揃えており、デジカメ付きは1台保有しています。実体顕微鏡は検査室以外に各工程、設備ごとに必要に応じて準備しています。